マグネシウム

糖尿病予防と玄米

昔の日本は貧しくて白米を毎日食べられたのはほんの一部の家庭でした。
多くは雑穀が混ざったもの、麦、玄米などを食べていました。
白米はもち米などと同じ高級品で、白米を食べるのは特別な日だったようです。
でも現代日本では白米を食べることが当たり前、より質が高くおいしいお米を購入しています。

白米は確かにもちもちしていておいしいのですが、白米に精米する際、素晴らしい栄養素を逃してしまうのです。
玄米には素晴らしい栄養素が含まれているのですが、その中のγ-オリザノールという成分が糖尿病予防に一役買ってくれる成分です。
インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されますが、糖尿病の方、また予備軍の方などはインスリン分泌が少なくなっている、若しくは抵抗性を持っています。

γ-オリザノールはβ細胞が減少するのを抑制し、インスリン分泌を促進するという働きを持っています。
また、血糖値を下げるという働きも持っているため、糖尿病予防に役立つといわれています。
今、糖尿病ではなくても、例えば血縁に糖尿を患っている人がいる、予備軍の人がいる、亡くなった方で糖尿があったという方がいた場合、遺伝的要素を持っていると言えます。

こうした方は、やはり血糖が高くならない生活習慣や食生活を考える必要があります。
以前玄米はまずい、硬いなどといわれていましたが、最近の玄米はおいしく手軽に利用できるものが多くなっていますので、利用されてみてはいかがでしょうか。