糖尿病と指示エネルギー
糖尿病の中でも日本人は圧倒的に2型が多くなっています。
2型は生活習慣病としても知られていて、生活習慣に密接な関係がある糖尿病です。
2型の場合2型とは違い、インスリン抵抗性が強くなったり、インスリンの分泌が弱くなってしまうという症状で、血液の中に糖が多くなってしまいます。
2型は食生活が要因となっている場合が多く、重度の糖尿病に移行していく前には肥満体となっている人が多いという事もあり、食事の量、カロリー量の制限を受けることが多くなります。
このカロリーの量の制限は、医師や栄養士から指示エネルギーとして指導を受けます。
食事の中で摂取するブドウ糖の量を制限することで、インスリンの分泌が弱くなっている膵臓の働きを助け、膵臓の機能を回復させるために行います。
こうした食事制限は糖尿病に関して専門知識を持った医師や栄養士が指導を行う事が必要なので、自己判断で行う事は絶対にしないでください。
仕事量や性別、年齢によって1日に必要なカロリー数に違いがありますし、数値やその方の体の状態によって指示エネルギーに違いがあります。
医師は血糖値や合併症の有無、またそのほかの疾患がないかを確認して、指示カロリーを算出します。
経過観察の中で数値に変動があれば、内服薬などの処方と共に指示カロリー数も変わりますので、定期的に医師の診断を仰ぐことは重要です。