糖尿病と尿糖
尿に糖が出ていることを知る手段として健康診断がありますが、その中で一番手軽に行われているのが尿糖の検査です。
排泄される尿の中に糖があるかないかを測定します。
排泄した尿に糖はほとんど入っていないのが通常ですが、血糖値が高い状態になっていると尿にも糖が見られるようになります。
この検査では、排尿から排尿までの間、血液の状態がどうなっているのかを知る事が出来ます。
ほとんど検出されない場合「-」表示です。
正常の場合この表示になっているはずですが、尿糖がある場合には「+」表示になります。
「±」の場合は0から50mg/dlなので、正常とします。
血糖値が170mg/dl~180mg/dl以上となると「+」表示になるので、尿糖陽性、つまり血糖値が高い状態にある、という事です。
尿糖が高いというだけでは、糖尿病の診断にならないため、陽性の場合、医療機関を受診し糖尿病となっているかどうか、また予備軍なのか、検査を行いましょう。
尿糖を調べる尿検査薬は薬局やドラッグハウスなどでも購入できます。
血糖値が気になる、健康診断で「+」となっていたという方は、尿検査薬を購入し毎日陽性反応が出るようなら、医療機関でしっかり検査してもらった方がいいでしょう。
尿検査薬や血糖値を調べることができる機器は、積極的な糖尿病予防に利用できます。