糖尿病予防とダイエット
糖尿病も症状が進みインスリン分泌がかなり少なくなる、抵抗性が強くなるという状態になると、体重が激減しますが、糖尿病予備軍、糖尿病の初期状態の場合肥満状態という方が多いです。
太っている方の多くが、油ものが大好き、味の濃いものが好き、お米大好きという人が多く、好きなものを好きなだけ食べ、バランスの悪い食事を繰り返しています。
すると体内に脂肪細胞が多くなります。
通常脂肪細胞はエネルギーに利用する分として、体内に貯蓄されています。
これが必要なときにグリセロールという物質になり肝臓で糖に変わりエネルギーとして利用するために血液中に溶け込みます。
利用しない分はインスリンによって分解され、細胞内に取り込まれています。
でもあまりにも脂肪細胞が多いと、グリセロールの量自体が多くなります。
当然肝臓で糖に変換する際、たくさんのインスリンが必要となります。
継続的にインスリンがたくさん分泌される状態が続くと、インスリンの働きが弱くなってしまうため、高血糖状態となってしまいます。
またインスリンの働きをサポートするアディポネクチンという物質が分泌されているのですが、内臓脂肪が多くなりすぎてしまうとこのアディポネクチンという物質分泌が少なくなるため、インスリンの働きが弱くなってしまいます。
あまりにも極端な食事制限のダイエットは体の為にも心の為にも良くありませんが、適度な量、バランスのいい食事、そして運動を行ってダイエットする事は、糖尿病予防にも重要なことです。