糖尿病予防と亜鉛
亜鉛は糖尿病、インスリンとの関連性が深い栄養素です。
体内に亜鉛が不足するとインスリン生成に関わります。
亜鉛について糖尿病との関係性を知っていくと、予防や改善に亜鉛が欠かせないということがわかってきます。
亜鉛というのは、体内に必要不可欠な栄養素「ミネラル」の一種です。
亜鉛不足は体内に様々な症状を起こします。
味覚障害や性機能障害、男性にとっては特に必要不可欠といわれる成分でもあります。
この亜鉛という成分は、酵素活性化、皮膚代謝、成長など重要な要素を持っている成分なのです。
糖尿との関係ですが、亜鉛はホルモンを合成する成分の一つという点で非常に深い関係を持っています。
インスリンはホルモンです。
糖尿病はインスリンの分泌不足や抵抗性が見られることによって血糖値のコントロールが出来なくなるという代謝の病気です。
インスリンがとても重要な役割をするという事は多くの方がご存知ですが、このインスリンを作る一つの栄養素が亜鉛です。
特に日本人の糖尿病患者の8割を占めるといわれる2型において、亜鉛欠乏症となっている方は非常に多いといわれており、また、尿から排泄されてしまう亜鉛量も多いといわれています。
インスリンというホルモンを作り出す物質であると共に、インスリン同様の働きがあるという報告もありますので、亜鉛が含まれている食品類を積極的に摂取するという事も、糖尿病予防につながる事になります。