マグネシウム

糖尿病予防とスローフード

スローフードという言葉が利用されるようになった当初は、運動、行動を指したものでした。
1980年代にローマの名所のあるところにファストフード店が誕生し、イタリアの伝統的な食事分化が壊されてしまうという事でスローフード運動が行われるようになったのが、この言葉の発症です。
その後、素朴な素材、有機農業で作られた安全な素材を利用した気持ちのいい食事という意味なども持つようになり、各地方で栽培されている昔ながらの伝統的食事や、加工品などを守るという意味でも利用されています。

糖尿病予防の食事を考えてみると、食事の見直しが主な行動です。
今まで食べてきたファストフードなどの栄養価や食材の安全性を無視した食べ物ではなく、昔から利用されてきた畑でじっくり作られる安全性の高い食べ物を利用していこう、という考え方で糖尿病食を考えていくと、ヘルシーで食物繊維が多く体に優しい食材を利用した食事になります。

糖尿病には糖質の少ない食事をすればいいという事ではなく、人が本来昔から食べてきた地域のよい食材を、季節ごとにしっかり利用していくと、自然と糖尿病予防の食事となっていくと考えられています。
ヘルシーで安全性が高く、地域の食材を調味料なども厳選しながら、素材の味を活かした調理を行えば、糖尿病に予防になる食事を作る事が出来るのではないでしょうか。