糖尿病と間食に適している時間
糖尿病の治療では食事がとても重要な要素となります。
栄養バランスのいい食事を三食しっかりゆっくりよく咀嚼して食べることが必要ですが、やはり人間、欲がありますのでどうしても好きなケーキやおまんじゅう、御団子などを食べたいと考えてしまうものです。
間食禁止を医師から言い渡されていない方で、本当にたまになら、量を守ってご褒美に頂くということもいいでしょう。
でもその場合、1日の中で血糖値が最も上がる時間帯を「避けて」食べる必要があります。
血糖値は健常な方であっても、食後30分から2時間くらいの間高い状態が継続します。
糖尿病の方は血糖の上昇が高いうえに継続しやすいため、この時間帯を除く時間を選んで間食してほしいのです。
朝食7時、昼食12時30分、夕食19時という方の場合、血糖値が最も高くなるのは、8時から9時くらい、13時30分から14時30分くらい、20時から21時くらいです。
夕食の後は基本的に睡眠をとるだけという事になるので、夜は避けましょう。
血糖値が高い状態が継続しないようにしたいわけですから、この時間帯を避けて夜以外の時間帯で間食をとるか、朝食後すぐ、昼食後すぐ、というタイミングで食べることで、食事と同じ時間帯に食べることになりますので、他の時間帯にまた血糖値が上昇するという事態を避けることができ、高血糖継続を抑制する事が出来ます。
ただ、基本的に糖尿病の治療では、余計なものを食べない、という事が基本です。
甘い物やスナック菓子をどうしても食べたいという時だけ、摂取するようにしましょう。